https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200331-00000010-mai-pol
 立憲民主党の杉尾秀哉参院議員は毎日新聞政治プレミアに寄稿した。「2020年ごろまでに名目GDP(国内総生産)600兆円」などの安倍政権がこれまでに掲げてきた目標について「できるできると言い続けて結果どうなったのか、そろそろ政権としても総括していただきたい」と語った。

 杉尾氏は、「名目GDP600兆円」のほかにも、安倍政権が14年に策定した「まち・ひと・しごと創生総合戦略」の中にある「2020年に東京圏と地方の転出入を均衡させる」との目標や、希望出生率1.8などの目標(25年度)があることを指摘。

 GDPについては19年10〜12月期のGDP(季節調整値)改定値が、年率換算で7.1%減だったことなどをあげ、さらに今年に入って新型コロナウイルス禍などの影響もあり「とても達成できない」とみる。

 また、25年度が目標の希望出生率1.8については、安倍政権に交代してからの7年間で出生率は1.41から1.42と、0.01しか上がっておらず「これからの5年で本当に達成できるのか」と語った。