■自民党・石破茂元幹事長(発言録)

 自民党(青年局)が若年層を対象として作製した漫画を中心とする小冊子シリーズ(「国に届け」)の第6巻「憲法改正特集」を一読して、嘆息を禁じ得ない。被災地の高齢女性から、水道が止まったときに女性自衛官がペットボトルの水を届けてくれてとてもうれしかった、との話を聞かされた女子高校生が「女性隊員の活動が憲法に違反しているかもしれないなんて悲しくなるわ」と語る。本当にそれが憲法改正の最も重要な理由なのか。自衛隊の主たる任務であるはずの防衛出動は1コマしか出てこないことも併せて、これが自民党の憲法改正に臨む姿勢なのかと思うと、それこそ悲しくなる。(6日、自身のブログで)(鬼原民幸)

朝日新聞
2020年3月6日21時12分
https://www.asahi.com/articles/ASN366GRZN36UTFK02Z.html