自民党の河井案里参院議員(46)=広島選挙区=が初当選した昨年7月の参院選を巡り、車上運動員に違法報酬が支払われたとして広島地検が関係先を家宅捜索した公選法違反事件で、地検が3日にも案里氏の公設秘書を立件する方針を固めたことが2日、関係者への取材で分かった。

 案里氏の夫で前法相の克行衆院議員(56)=自民、広島3区=は陣営を指揮し、車上運動員の確保にも積極的に動いていた。公設秘書が立件されれば、夫妻の責任を問う声が高まるのは必至だ。公設秘書が公選法で規定する連座制の対象と判断されれば、案里氏が失職する可能性がある。

共同通信
2020/3/3 06:08 (JST)
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