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2020/02/26(水) 07:34:05.94ID:BRZFxKOl9れいわが次期衆院選の公認候補を発表…元小沢ガールズらが立憲と競合
国会からほど近い東京・赤坂にあるビルの1階。外から見ても一際目立つピンクのポスターが一面に張られている。去年7月の参議院選挙で2議席を獲得し、「台風の目」となったれいわ新選組の党本部だ。2月17日、山本太郎代表はこの党本部で、次の衆院選に向けた第1次公認候補予定者を発表した。その「山本太郎流」選挙戦略が波紋を広げている。
【画像】野党共闘は絵に描いた餅に終わるのか?
この日に発表されたのは首都圏で出馬予定の7人だ。元Kー1選手や、昨年の参議院選挙に出馬した候補など様々だが、中でも目を引いたのは元民進党副幹事長の太田和美氏と、元民主党政調会長補佐の櫛渕万里氏の元職2人の擁立だった。
なぜなら太田氏の千葉8区には立憲民主党の新人・本庄知史氏が、そして櫛渕氏の東京22区には立憲の現職である山花郁夫議員がすでに出馬予定で、野党同士で真っ向からぶつかる形となったからだ。
太田氏はかつて小沢一郎氏の側近“小沢ガールズ”と呼ばれた存在で、一定の知名度がある。櫛渕氏も含め、出馬すれば立憲の候補と野党の票を激しく奪い合い、“野党共倒れ”となって自民党を利する可能性が濃くなるのだ。
さらにれいわは翌日以降も静岡、愛知などで候補予定者を発表し、消費税率5%への減税を掲げた野党共闘が実現しなければ、全国に100人規模の候補を擁立する方針を打ち出していて、各地で野党候補が乱立しかねない状況になっている。しかし、山本代表は会見で次のように語った。
「野党は誰もがピンとくる政策を掲げる必要がある。消費税率を5%に引き下げる旗を揚げて戦うのが一番だ。私たちとしてはこの選挙で立てると言うだけ。誰にかぶっていようと、立てたいだけ。それに対して調整が必要なら、話し合いになっていくだろう」
このように山本代表は次期衆院選戦略について強気の発言を繰り返しているが、果たしてその本音はどのようなものなのだろうか。
山本太郎氏も相談する”閣僚経験者”が語る「れいわの戦略」
「参院選はサーカス団に見えかねない戦い方だったが、衆院選では難しい。力が足りないとみれば公認を取り消すかもしれない。一人一人が背水の陣で戦う」
山本代表は17日の会見でこのようにも語っている。この言葉について「選挙区調整の余地があるという意味だ」と解説するのが、山本氏の相談に乗ることもあるという野党の閣僚経験者だ。この人物はれいわ新選組の1次公認について次のように分析した。
「1次公認の中身を見て『なんだこの程度?』と言う議員はいっぱいいると思う。そう、これがすべて。れいわの現実なんだ。そのくらい山本氏は1人でやっている」
つまり、れいわ新選組はほとんど、山本代表1人の力で動いていて、その強気の言動が売りであると同時に、限界もあるということだ。実際、山本代表も落選中という状況下で、れいわの国会での存在感は大きくはない。それだけに、山本代表も強気の発言で主張を通そうとしつつも、れいわの候補では勝てないとなれば、選挙区調整には応じる戦略だとの見方だ。
一方でこの閣僚経験者は、「(前回参院選で)山本氏がこれまで野党が掘り起こせなかった票を掘り起こしたというのは事実だ。だから野党でしっかりグリップしておかないといけない。野放しにしておいたら、野党にとってマイナスになる」と述べている。次期衆院選での野党勝利のカギを握るのもまた山本代表であり、れいわ新選組との共闘は重要との認識だ。
しかし、山本代表と立憲民主党などが連携する際に乗り越えないといけないのが、「消費税」に対する考え方の壁だ。
(略)