国民民主党の党大会が開かれ、玉木代表は「安倍政権は長期政権の緩みが際立ち、限界が近づいている」と批判したうえで、理念と基本政策を堅持しながら、ほかの野党と最大限の協力を図り、政権奪取を目指す決意を強調しました。

国民民主党は22日、党本部で党大会を開き、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、出席者を国会議員と地方組織の代表などに絞り、来賓のあいさつはビデオメッセージで紹介するといった対応がとられました。

玉木代表はスピーチの中で安倍政権について、「おごりや長期政権の緩みが際立っている。政策的にも行き詰まりつつあり、限界が近づいている」と批判しました。

そのうえで、「安倍政権に代わる信頼できる政権の受け皿を作り上げなければならない。衆議院選挙に向けて、野党の大きなかたまりを作り、理念、基本政策を堅持しながら最大限の協力を図る。近い将来、必ずや政権の一翼を担う」と述べ、ほかの野党と連携し、政権奪取を目指す決意を強調しました。

また、「党の運営体制を含めた執行部の再構築を図る」と述べ、党の活性化に向けて、今後、役員人事を行う考えを示しました。

このあと、党大会では「穏健保守からリベラルまでを包摂する改革中道政党として、単に批判や反対にとどまらず、現実的な提案によって国民生活を一歩でも前に進める」という党の立場を改めて盛り込んだ活動方針を決定しました。

NHKニュース
2020年2月22日 16時46分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200222/amp/k10012297371000.html