衆議院予算委員会では7日、「桜を見る会」の公文書管理をめぐって北村地方創生担当大臣が明確に答弁できず委員会が散会しました。与党側は着実に審議を進めたい考えなのに対し、野党側は週明け、引き続き追及する方針です。

衆議院予算委員会では7日、公文書管理を担当する北村地方創生担当大臣が「桜を見る会」の推薦者名簿の保存期間に関する法律上の根拠などについて明確に答弁できず、野党側が反発して退席しました。

そして委員会は散会し、週明けの10日、改めて質疑が行われることになりました。

自民党の森山国会対策委員長は、「質疑はかみ合って初めて意味がある。北村大臣は人柄も立派で真摯(しんし)に答弁しており引き続き頑張ってほしい」と述べる一方、立憲民主党の安住国会対策委員長は、「しっかり答弁してもらわないとこの先、質疑が続けられない。週末に答弁を整理してもらう必要がある」と述べています。

与党側は、大臣を補佐する政府参考人の出席を認めるよう求めるなど答弁の環境を整備して着実に審議を進め、新年度予算案の年度内成立を図りたい考えです。

これに対し、野党側は北村大臣の答弁が不十分だなどとして、引き続き追及するとともに、「桜を見る会」などをめぐって徹底した審議を求めていく方針です。

NHKニュース
2020年2月8日 4時16分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200208/amp/k10012277701000.html