https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200202-00000027-asahi-pol
 与野党幹部が2日、NHKの討論番組に出演し、通常国会で論戦が続く首相主催の「桜を見る会」の問題や新型コロナウイルスによる肺炎拡大の対策をめぐり、議論した。

 桜を見る会では、国民民主党の泉健太政調会長が「名簿を実際に破棄したのかという証拠すら示さない。異常な事態だ」と批判。この問題に火をつけた共産党の田村智子政策委員長も「(安倍晋三首相が)支援者を増やすために利用したのは明らか。税金での『おもてなし』は認められない。ごまかさずに資料も出し、説明しなければ政府の信頼が奪われる」と追及した。立憲民主党の長妻昭代表代行も「(政府の)常識外れの言い訳を批判している。与党もおかしい、と言ってもらわないと困る」と求めた。

 これに対し、自民党の岸田文雄政調会長は「国民から『(政府の説明は)まだ不十分だ』との声があるなら、説明努力を続けていかなくてはいけない」と発言。公明党の石田祝稔政調会長も「まだ国民はたぶん納得していない。納得していただけるまで説明するしかない。税金を使って活動している以上、説明責任は当然出てくる」と応じた。