新型コロナウイルスの感染が拡大する中国・武漢市から在留日本人が政府のチャーター機で帰国する際の費用について、政府が負担する方向で調整していることが分かりました。

 中国・武漢市からのチャーター機の費用について政府は、これまで帰国者に対し、1人あたり片道分のエコノミークラスの正規料金であるおよそ8万円を請求するとしてきました。しかし、与党内からは新型コロナウイルスの感染拡大による帰国は「本人が好んだのではなく災難だ」「緊急事態にやむを得ず余儀なくされたものだ」などの声が上がり、チャーター機の費用について国側の負担を求める声が高まっていました。

 こうしたことから政府はチャーター機の費用について、帰国者が負担するのではなく、国側が負担する方向で検討を進めていて、近く最終判断する見通しです。

TBS NEWS
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3893306.htm