橋本聖子五輪相は30日、昨年の参院選で橋本氏の陣営が車上運動員に法定の上限を超える報酬を払った疑いがあると同日発売の週刊新潮が報じたことについて、「法令にのっとり適正に処理している」と記者団に述べ、報道を否定した。

 同誌は自民党の高橋はるみ参院議員の陣営についても法定上限を超える報酬などを運動員に支払ったと報道。高橋氏は記者団に対し、違法行為について「一切しておりません」と述べた。

 週刊新潮によると、橋本氏の選挙運動費用収支報告書の領収書を確認したところ、車上運動員が1日働いた日は公職選挙法の上限1万5千円が支払われているが、半日の場合は9千円だったという。橋本氏は記者団に「急な変更や移動時間、休憩時間も含め、非常に拘束される時間が長いときもある」とし、「それを考慮した上で、適正な金額だと判断した」と説明した。(菊地直己)

朝日新聞
2020年1月30日17時06分
https://www.asahi.com/articles/ASN1Z5K75N1ZUTFK00Y.html