防衛省は領空侵犯の恐れがある航空機に対する去年4月から12月までの緊急発進、いわゆるスクランブルが742回だったと発表しました。中国機に対する緊急発進が増加しています。

 防衛省によりますと、去年4月から12月に航空自衛隊の戦闘機が緊急発進した回数は742回でした。

 内訳は中国機が最も多く523回と、全体のおよそ7割を占めているほか、おととしの同時期より47回増加しています。

 発進した地域も尖閣諸島周辺をカバーする南西航空方面隊の発進回数が461回と最も多くなっています。

 緊急発進の回数自体は、おととしの同時期よりも16回減少しましたが、過去4番目の多さで、防衛省では「高止まり傾向が続いている」と分析しています。

TBS NEWS
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3891673.htm