総理主催の「桜を見る会」をめぐる問題で、内閣府が新たな資料を提出し、去年、受付開始時間の前におよそ8000人が入場していたことが明らかになりました。

 内閣府は23日、参議院予算委員会の筆頭理事に、「桜を見る会」の入場者数の時間ごとの集計表を提出しました。それによりますと、「桜を見る会」の開門・受付開始は午前8時半ですが、去年の場合、開門前の8時半までに一般7829人、特別154人、外国人60人のあわせて8043人が入場していました。

 このうち、安倍総理の招待者がどれくらい含まれるかなど詳しい内訳は分かっていませんが、安倍総理の後援会の参加者が「開門前にバスで手荷物検査なしで入場した」と証言したとされ、野党側はこれを裏付ける資料だと指摘しています。

 安倍総理はこの日、参議院の代表質問で「私の後援会関係者も含め、事前に団体側に必要な対応をお願いすることで、手荷物検査を免除する場合がある。混雑状況により、予定より早い時間に開門している」と述べています。

TBS NEWS
23日18時16分
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3887207.htm