国会で代表質問が始まりました。「桜を見る会」をめぐり野党が追及です。

 国会の召集からわずか3日。代表質問で早くも安倍総理に対する辞任要求が飛び出しました。

 「あなたが疑惑まみれのまま、そのまま地位に留まり続ければ、日本社会のモラル崩壊が続くばかりです。潔く総理の職を自ら辞すことを強く求めます」(立憲民主党 枝野幸男代表)

 22日に行われた代表質問。「桜を見る会」をめぐる問題の安倍総理の認識が問われました。

 「招待者名簿は、野党から資料要求がなされた1時間後に裁断されました。これを“たまたま”などという都合の良い偶然など、多くの方が信じていません」(立憲民主党 枝野幸男代表)

 「あらかじめ決めていたスケジュールに従って廃棄したものであり、議員の資料要求と廃棄は全く無関係であると承知しております」(安倍首相)

 「正式な公文書の形でなくても、関係官署に名簿が残っている可能性が濃厚。再調査と開示を指示するよう求めます」(立憲民主党 枝野幸男代表)

 「招待者名簿については、必要な調査を行った結果、すでに廃棄されていることを確認したものと承知しており、改めて調査を指示することは考えていません」(安倍首相)

 焦点の1つとなっている招待者名簿について安倍総理は、「適切に廃棄したものであり、存在を確認するための再調査は行わない」という従来の政府の立場を改めて強調しました。

 一方、現職の国会議員が逮捕されたIR汚職事件については、「誠に遺憾で事態を重く受け止めている」と述べました。ただ、同時に「観光立国の実現を後押しする」として、カジノを含む統合型リゾート施設事業の推進を続ける姿勢を示しました。

TBS NEWS
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3886295.htm