>>63-64

ゴチャゴチャしたままだったので、改めて答弁を聞きなおしたが、
黒岩「(施行令の)別表のどれ?」
北村「(公文書管理課の保存期間表の)別表の17項」
で、完全にすれ違っている。
(昨日は聞き流していたが、北村も最後にちゃんと「17項は公文書管理課の保存期間表別表でした」と訂正していた)

おおまかな流れを見ると、

黒岩「公文書管理課が3年保存にしているのは?」
北村「別表を参酌する上で3年とした」
黒岩「別表を参酌するとはどの条文で規定されているのか?」
北村「(・・・中断・・・)施行令の2号3項・・・(「第何条!」)・・・8条の2号3項」
黒岩「別表の33分類あるうちのどの部分?」
北村「別表の17項です」(←いきなりなぜか公文書管理課の保存期間表「別表」の説明をしだす)
黒岩「それでいいんですか?」
北村「(・・・中断・・・)確認します(・・・中断・・・)」

となり、事務方も混乱したままだった。

おそらく黒岩議員は、
「公文書管理課が3年保存していた根拠となる条文は?」→大臣(予想)「第8条第2号第2項」
→「では、人事課が1年未満にした根拠となる条文は?」→大臣(予想)「第8条第2号第3項」
→「では、3項の「参酌」とは別表のどれをさすのか」
と予想して議論を積み立てていたのだろうが、
北村が、すっ飛ばして「参酌」と言ってしまったために、無茶苦茶になってしまった。北村のすっ飛ばしにより公文書管理課の保存期間の根拠を説明をする羽目になり、事務方ともどもフリーズしてしまったのであろう。

そもそも公文書管理課の3年保存の根拠は、8条2号2項「他の法律又はこれに基づく命令による保存期間の定めがある行政文書」で説明がつく。
これをいきなり「参酌」と言ってしまったがために、3項に当てはまるものだと勘違いし、取り繕っているうちに、大臣も事務方もわけがわからなくなってしまったのであろう。

あれだけ答弁を中断しておきながら、この程度も修正できなかったのかと思うと、大臣も事務方も相当劣化していると、覚悟しておいた方がいい。