>>293
有事への備えは、平時においては基本的には役に立たない。
これを「ムダ」と捉える点で、維新チックな考え方と軍事政権は一致している。

平時において役に立たないから「ムダ」と考えて削減してきたのが維新。
平時において出番がないから自らが政治に進出するのが軍事政権。

両者とも、一時的には成功する確率が高い。実際、財政的には「ムダ」を削減できるからだ。
しかし、そこで削る「ムダ」とは、有事に備えての何重ものセーフティネット。
本当の有事が来た際には、セーフティネットがないまま、対処する羽目になる。

そして、セーフティネットを失った政権は、有事に際し、国民を外敵から守るのではなく、国民を弾圧することになる。
これが、「ムダ」を削ることに喝采を送った住民の末路だ。