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 立憲民主党の枝野幸男代表と国民民主党の玉木雄一郎代表が9日夜、都内のホテルで会談し、政党合流に向けた協議を行った。

 党首会談は7日夜に続いて2回目。20日に召集される予定の通常国会前の合流に向け、党名や人事、合流手法などをめぐり、詰めの協議をしたとみられる。

 会談は7日夜と同様、非公開で行われた。両党は10日以降、公開の場で党首会談を開催することを模索しており、関係者によると、今回の党首会談はそれまでに一定の合意点を見いだす必要があると判断し、開催されたという。

 会談では、両党間で考えに隔たりのある党名や人事、原発ゼロなどの政策のほか、焦点となっている合流手法も議論されたとみられる。国民側が両党とも解散して新党を作る「新設合併」をめざしているのに対し、立憲側は国民を吸収する「存続合併」の立場で、両党の間には溝がある。

 また、昨夏の参院選などをめぐってあつれきのある、参院側での両党の信頼醸成の手法についてもやりとりがあったとみられる。

 通常国会召集が迫る中、協議は大詰めを迎えている。ただ、玉木氏は8日の記者会見で「合流するかしないかを含めて協議の真っ最中だ。それぞれ独立した政党なので、それぞれ考えがあって、譲れない点がそれぞれある」と述べるなど、合流を見送る可能性を排除していない。「期限を区切った交渉をするつもりはない」(国民幹部)との声もあり、通常国会開会後の協議継続も取りざたされている。