菅義偉官房長官(衆院2区)は6日夜のBSフジ番組で、日本でのカジノを含む統合型リゾート施設(IR)事業を巡る汚職事件に関し、IR整備推進への影響を否定した。中国企業がIR運営の実績がないことから、「現実的な話だったのか首をかしげざるを得ない」と述べた。

 菅氏は事件について「大変残念。捜査中のことはコメントすべきではない」と説明。一方で、外国企業からの献金が禁じられていることを踏まえ、「IR以前の問題だ」とも指摘した。

 前日産自動車会長カルロス・ゴーン被告がレバノンに逃亡した事件にも言及し、「政府として極めて遺憾。出国に至った経緯をしっかり解明し、2度とこうしたことがないよう対応している」と強調。事件の一報に初めて触れた際は「絶句した」と振り返った。

神奈川新聞
2020年01月06日 21:45
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