2019.11.22
 ジャーナリストの木村太郎氏が22日、フジテレビ系「直撃LIVE グッディ!」に出演し、現状の法制度では国会議員に対して有権者が辞職を求めることができないとし、制度を改めるべきだとの考えを示した。
 番組では、NHKから国民を守る党の丸山穂高衆院議員が10月29日に皇居で催された天皇陛下の即位を祝う「饗宴きょうえんの儀」で、酒に酔って不適切な言動をした可能性があることについて報じた。丸山氏が「泥酔していたのでは」とも話題になった。
 意見を求められた木村氏は「泥酔かどうかは分からないけど」とし、「選挙民がどう考えているか。地方議員は選挙民がリコールすることができるんです。でも、国会議員はそれができない。国会議員は憲法で全国民を代表するとなっているから、選挙区だけが『辞めろ』と言っても辞めさせられないという妙な縛りがある。この人のことを言ってるんじゃないですよ」と丸山氏を念頭に置いているのではないと断った。憲法43条に「両議員は、全国民を代表する選挙された議員でこれを組織する」となっている。
 木村氏は続けて「歴代、やめさせたい議員がいるでしょ。辞めさせられないのは問題がある。国会議員がクビにならないようにできているところを、直した方がいいと思う」と述べた。

https://www.daily.co.jp/gossip/2019/11/22/0012898382.shtml