公文書は誰のものか 問われる1400万件の管理

 (国谷裕子氏 キャスター)
「内閣府の担当者は 廃棄されたものを『審査は4人』で 行って
るっていうことですから 本当に『歴史的な検証』に耐え得るも
の『国民の知る権利』に応えられるその記録やものが ちゃんと
保存されて 管理されていくのかってこれちょっと 気に掛かるん
ですけれども 何をもってこの重要なものなのか?」

 (牧原 出(ゆずる) 氏 東京大学教授)
「ええ あのー これまでですねぇ やはり公文書として残ってきた
ものは、ええ例えば閣議決定の最終文書であるとか法律として
最終的に あのう残ってきたものだとか 或いは 途中の段階でも
その法律の その条文のその案であるとか そういうものが多い
ですね で それに対して歴史的な検証に必要なのはどうしてそ
ういう案が出来たかっていう そのプロセスを示す文書で ですか
らある種のメモみたいなものであるとか 打ち合わせのその時の
ですね 決定されたその資料であるとか そういったものも大事な
んですけれども これが残っていかないと 中々ですねぇ やはり
歴史的に検証するのは難しいと思います」

 (国谷裕子氏 キャスター)
「最初の案がこうで 結果はこうなりましたっていう その経緯が
大事なんですか?」

 (牧原 出(ゆずる) 氏 東京大学教授)
「ええ そうなんですよね で どうしてそうなったかということを示
すためには 先ほどあったように これまでのカテゴリーに入らな
いような文書ってものを きちっと残していくっていう やはりそう
いう仕組みを作っていただきたいと思います」

(by.AK クローズアップ現代 20141020 19:30〜20:00)