大学入学共通テストに導入される英語の民間試験の実施が延期されたことなどを受けて、立憲民主党など野党4党が緊急に会合を開き、連携して萩生田文部科学大臣の辞任を求め、安倍総理大臣の任命責任を追及する方針で一致しました。

立憲民主党、国民民主党、共産党、社民党の野党4党は大学入学共通テストに導入される英語の民間試験の実施延期や、相次ぐ閣僚の辞任を受けて、1日、すべての国会議員を対象にした緊急の会合を開きました。

この中で立憲民主党の枝野代表は「2人の閣僚が辞任し、安倍政権はたがが外れている。英語試験は公平性が担保される制度を作らせ、今の政治状況を変えていく」と述べました。

国民民主党の玉木代表は「多くの高校生らの声を受け止め、成果が出た。力を合わせれば民主主義は動くことを国民に示すことができた」と述べました。

共産党の志位委員長は「萩生田文部科学大臣には辞任してもらわなければならない。大臣の資格がないのは明らかだ」と述べました。

社民党の福島副党首は「安倍総理大臣は任命責任を果たさないといけない。今回の事態は内閣総辞職に値する」と述べました。

そして受験生らを混乱させたとして、連携して萩生田文部科学大臣の辞任を求め、菅原前経済産業大臣と河井前法務大臣の辞任も含めて、安倍総理大臣の任命責任を追及する方針で一致しました。

NHKニュース
2019年11月1日 12時24分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191101/amp/k10012160191000.html