>>849
▽安田浩一‏ @yasudakoichi

昨日、愛知県施設「ウィルあいち」で開かれたヘイト展示会に関して、
施設管理の点からどのように考えているのか、県庁を訪ねて聞いてきました。
取材応対は男女共同参画推進課。
しかし、少なくとも現時点にあいて、県は「差別扇動行為」を明確に認めているわけではないことがわかりました。

一晩が経過したいまでも、県は「まだ(ヘイトかどうか)判断できない」とのことです。
写真や動画などの「証拠」は収集済みですが、それでも「現時点ではまだ〜」と繰り返すばかりでした。

事前に情報提供があったにもかかわらず開催を許可したことに関しても、「事前に可否の判断はできない」。

つまり、ヘイトスピーチ解消法も、施設の利用規約(不当な差別行為が行われるおそれがあるときは不許可とする条項)も、
まるで役に立たなかった、ということです。あるいは、県にはヘイトスピーチに関する知識、認識が欠如していた。

詳細なやりとりに関しては、後日あらためて記事を書きます。県は悪しき前例を残しました。
「集会の自由」を優先し、地域に不安と恐怖、差別と偏見の扇動に加担したことになります。
その点についてははっきりと指摘しました。

ちなみに県は開催許可を「総合的判断」の結果だとしました。いったいこの場合の「総合」とは何なのか。
主催側の主張に依存しただけで、ヘイト被害の危険性を訴えてきた側の意見は何も反映されていません。相当に恣意的なものです。

昨日は主催者、参加者がそろって女性に向けて暴言を吐き、ヘイトまみれの展示を強行しました。
その場所、「ウィルあいち」は男女共同参画事業の拠点施設です。