▽「日本人のための芸術祭」催しを続行 反差別団体は抗議
https://www.asahi.com/articles/ASMBW6DGQMBWOIPE017.html
2019年10月27日22時56分

「反移民」などを掲げる政治団体が27日、愛知県施設の「ウィルあいち」(名古屋市東区)で開いた催しに、
ヘイトスピーチ(差別扇動表現)に反対してきた市民団体などが激しく抗議し、施設に中止を申し入れた。
だが、施設の管理者は「中止を判断できない」として催しを続行させた。

催しを見た人によると、展示作品には「犯罪はいつも朝鮮人」と書かれたカルタの読み札など
在日コリアンへの憎悪をあおる内容のものがあり、指摘を受けたウィルあいちも、カルタを含む展示内容を確認した。

▽医療・福祉で働く在日コリアンが意見交換
https://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20191028/CK2019102802000051.html
2019年10月28日

医療や福祉分野で働く在日コリアンの専門家らが互いの経験や教訓を伝え、
各現場での課題解決に向けた取り組みを考えるシンポジウムが二十七日、名古屋市東区のウィルあいちであった。
高齢者向け介護サービスや生活困窮者の見守りなどを続ける企業や団体の担当者らがこれまでの歩みを振り返り、
多文化共生社会に向けた決意を語った。

一宮市の生活困窮者の支援団体「のわみ相談所」でボランティアを続ける医師の高勝義さん(77)
在日コリアンに限らず、外国人労働者からの相談が近年増えている現状を紹介。
「…困っている人のためにできることを模索し続けたい」

NPO常任理事で介護支援専門員の金順愛さん
「…これまでは『同胞のため』と尽くしてきた在日コリアンも、よりよい社会づくりに向け、取り組みを発展させていきたい」

※同じ日の同じ時間、同じ場所で行われたこの2つの出来事を比較して、同じ日本人として非常に情けなく恥ずかしく思う