沖縄県の玉城デニー知事は4日、自身が提案している日米両政府と県による在沖縄米軍整理・縮小の検証協議に政府が応じていないことについて「当たり前の要求ができないことに、政治的な思惑が透けてみえる。政治の怠慢と申し上げなければならない」と批判した。同日に就任後1年を迎え、県庁で報道各社の取材に応じた。

 玉城氏はまた、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設について「米軍が嫌いだからという感情論で解決策を求めようとは思っていない。多少感情は入っているが、民主主義の手続きにのっとって対話のプロセスを導き出していく」と強調した。

 記者団から1年間に対する自己評価を問われると、「1年を振り返って何点ですかと聞かれるが、点数は県民にお任せするしかない。自分はあくまでも100点、120点を目指していく」と述べた。

産経新聞
https://www.sankei.com/politics/amp/191004/plt1910040012-a.html