https://special.sankei.com/a/politics/article/20190930/0001.html
 悪化の一途をたどる日韓関係をめぐり、共産党が政府への批判を強めている。志位和夫委員長が韓国紙のインタビューで「韓日関係の悪化は安倍政権に原因がある」と断罪すれば、党の機関紙「しんぶん赤旗」も「政権主導の『嫌韓』」などと繰り返し報道した。「南朝鮮」という呼称に固執していた時代とは隔世の感があり、共産党に長く関わる関係者は「時代は変わった」と苦笑いを浮かべる。

 「安倍政権に原因がある。大法院の強制徴用判決を国際法違反だと言って、被害者の尊厳と名誉を回復する責任を放棄し、韓国に対する一方的な非難を続けた。対抗措置として輸出規制を使い、政経分離の原則に反する禁じ手を使った」 9月7日付の赤旗によると、志位氏は同月4日付の韓国・京郷新聞に掲載されたインタビューでこう答え、日韓関係悪化の原因は日本にあると断じた。