日韓関係が悪化する中、茂木外務大臣と韓国のカン・ギョンファ(康京和)外相との初めての会談が行われました。「徴用」をめぐる問題や、韓国が反発する日本の輸出管理の強化などをめぐって意見が交わされたものとみられます。
茂木外務大臣が就任して初めてとなる、韓国のカン・ギョンファ外相との会談は、訪問先のニューヨークで日本時間の午前3時半ごろ始まりました。

会談に先立って両外相は握手を交わしましたが、笑顔はなく表情は硬いままでした。

会談はおよそ50分間行われ、茂木大臣は、太平洋戦争中の「徴用」をめぐる問題で韓国が国際法違反の状態を速やかに是正するよう求めたものとみられます。

また韓国側が反発している日本の輸出管理の強化についても意見が交わされたものとみられます。

日韓関係をめぐっては、先週、両国の外務省の局長による協議が行われましたが、「徴用」をめぐる問題で、韓国側から具体的な解決策は示されず平行線のまま終わりました。

NHKニュース
2019年9月27日 4時59分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190927/amp/k10012101101000.html