https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201909/20190920_11015.html
 立憲民主党に入党し、国会対策委員長に就いた安住淳元財務相(衆院宮城5区)は19日、河北新報社の取材に応じ「政府のチェックや不正追及といった野党の大きな仕事に徹したい」と述べた。(聞き手は東京支社・吉江圭介)

 −入党の経緯は。
 「2、3カ月前に入党要請があった。国民民主党と会派が合流すれば、野党第1党がリーダーシップや包容力を持ってまとめる必要がある。立民が役割を果たす決意があるなら、お手伝いをしたいと思った」

 −国対委員長として安倍政権とどう向き合うか。
 「長い間、与野党で国会運営に携わってきており、経験は生かせる。政府は巨大な権限と予算を持っており、野党の役割は非常に大きい。国民から頼りにされる野党になって与党になるチャンスが初めて来る」
 「次期衆院選は憲法改正が争点となる可能性が高い。9条を守りつつ時代に合わない部分などを話し合うのはやぶさかではない。自民党が9条改憲に強硬姿勢で臨むなら、内閣不信任案の提出を含む一世一代の大勝負をしないといけない」

 −野党再編の展望は。
 「個人の意見だが、国会で同じグループになるわけで、選挙は別々になるのは国民の信用をなくす。基本的には比例名簿を一つにするしかない。東北は共産党と共闘すれば、小選挙区で成果を上げる自信がある」