外国人労働者の在留資格申請をめぐる“口利き・金銭要求疑惑”で、厚生労働政務官を辞任した自民党の上野宏史衆院議員が騒動後、初めて公の場に姿を現し、改めて疑惑を否定しました。

 「私の方では、違法なあっせん、口利きをしたり、またはお金を受け取ったという事実はない」(上野宏史 前厚労政務官)

 厚労政務官を辞任した自民党の上野衆院議員は11日朝、幹事長室を訪れ、外国人労働者の受け入れをめぐる“口利き疑惑”を含め、辞任に至った経緯などについて説明しました。

 「お金をもらう案件でやってるんだから、それだって指示したでしょう」(上野前政務官【上野前政務官と秘書〔当時〕による会話の音声】)

 「これあっせん利得になっちゃいますよ、代議士」(元秘書【上野前政務官と秘書〔当時〕による会話の音声】)

 「違うよ」(上野前政務官【上野前政務官と秘書〔当時〕による会話の音声】)

 上野氏は元秘書とのやりとりとされる音声について、「私の音声があった事は事実」と認めたうえで、「違法な口利きはなく、お金をもらうことにもなっていなかった」と一連の疑惑を否定しました。また、上野氏は法務省に対し、入管の審査の状況について照会したことも認めていますが、法的な問題はないとして、議員辞職や離党の考えはないとしています。

TBS NEWS
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