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ポスト安倍を狙う岸田政調会長は留任だが、党内では「存在感がない」という評価が大勢。今回、憲法改正も担当する見通しで、岸田派からは「実績を残せばポスト安倍に近づく」との見方がある一方で、「自力で首相になれないので安倍首相からの後継指名にすがるしかない」と冷めた声も出ている。

また安倍首相と距離を置く石破元幹事長の派閥は、今回の人事で蚊帳の外に置かれた状況。石破氏への党内の支持は広がらず、ある政権幹部は「石破氏はもう終わった」と余裕の表情で語っている。

しかし、有力なポスト安倍がいない「安倍1強」の現状に、党内からは「安倍首相は後継者を育てていない」「しっかりしたリーダーが育っていない」などと、安倍首相への批判や、人材の枯渇を嘆く声が出ている。

内閣改造を安倍首相の個人的な求心力アップに止めることなく、実力ある後継者の育成につなげることができるかが大きな課題となっている。

2019年9月7日 18:44 日テレニュース
http://www.news24.jp/articles/2019/09/07/04495174.html



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