陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の配備を巡り、防衛省が5月に秋田県などに示した調査報告書に、新たな間違いが2カ所あったことがわかった。防衛省は転記ミスが原因としている。

 誤りがあったのは、配備先周辺の電子機器への影響を調べるために、電波の強度を示す「電力束密度」という数値を示した部分。配備候補地である陸上自衛隊新屋演習場(秋田市)の南側付近の地点を示す数値は、地図上で1平方センチあたり「0.0083ミリワット」と記されていたが、同じページ内の表では「0.0038ミリワット」となっていた。地図上の数値が正しく、表に転記する際に誤ったという。また、複数ページの表に記された演習場北側地点の数値「0.0483ミリワット」が、一部ページで「0.0438ミリワット」と誤記されていた。

朝日新聞
2019年6月25日11時31分
https://www.asahi.com/articles/ASM6T34RSM6TUBUB001.html