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>県庁名と県名の謎

明治維新のとき
戊辰戦争・奥羽越戦争という日本最大の内戦があったのですが
西軍(官軍)VS東軍(徳川軍)

このとき
官軍に味方したのが忠勤藩(県)と評価されます

勝てば官軍なので
こういう藩(県)は、これまでの藩庁があった場所がそのまま県庁になり、
新しい県名も、その県庁名をつけることが許されました。
それがステータスとされたのです。

官軍の中心になった鹿児島や山口はもちろん
西日本(西軍)の方は名前が一致している県が多いのはこのため

逆に賊軍(負けた方)は哀れ

一方的に悪者にされた会津藩(福島)を助けるため
仙台藩を中心に東北地方の諸藩は
奥羽越列藩同盟という名前だけ勇ましいチームを組んで官軍(西軍)に対抗したのですが、
ボロ負け
その結果、
仙台県と盛岡県は
県名に県庁名を名乗れず、
マイナーな名称が付けられてしまいました。

長岡、若松(会津)という最大の激戦藩は、さらに哀れ

長岡の戦いは最大の激戦で
特に北越戦争といわれますが、

このとき同盟軍を裏切ったのが新潟(新発田)
おかげで、ここに県庁所在地と県名を取られてしまいます

若松も
会津若松のダメ戦さが有名で、完敗
ほとんど無名の福島という場所に県庁が選ばれ、県名となってしまいます
(典型的な嫌がらせです。だから「福島県」なんていう県名は今なら止めちゃってもいいのにね)