プラスチックごみの削減をめざし、原田義昭環境相は3日、レジ袋の有料化(無料配布の禁止)をスーパーなどの事業者に対して法令で義務化する考えを、記者会見で示した。時期については「東京五輪に遅れないように、今年か来年ぐらいにはやらなければ」と述べた。関係省庁や各種業界、与党などとの調整はこれからだという。

 この日示したのは、環境省としての基本方針。事業者はプラスチック製のレジ袋を無償配布してはならないとする法令を新たに制定する、とした。スーパー、コンビニ、ドラッグストア、百貨店などのレジ袋を使う事業者を一律に対象とする。新法か法令改正かなど規制の手法は今後検討するという。

 有料化により得られたレジ袋からの利益を環境対策などに充てるように求める意向も示した。レジ袋の定義や、有料の対象となるプラの素材の選定など詳細はこれから詰める。

 政府は5月31日に策定した「…

朝日新聞
2019年6月3日20時55分
https://www.asahi.com/articles/ASM6363TRM63ULBJ00W.html