「トランプ転がし」の名人、
安倍に勧める5つの秘策 5/25(土) 20:54配信
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190525-00010004-newsweek-int&;p=1

トランプ米大統領をおだてることにかけては、日本の安倍晋三首相の右に出る者はいない。
手放しの称賛を何よりも好むトランプの性格
を考えれば、重要なスキルだ。

安倍の巧みな心理操作の技術は、それだけで
日本がトランプの「関税攻撃」の標的になる
事態を回避できそうだ。他者の好意に飢えて
いるトランプに、安倍は何の臆面もなく望みのものを提供してきた。
今年2月には、このアメリカ現代史上最も好戦的な大統領をノーベル平和賞に推薦したと報じられた。エイプリルフールの新聞のジョーク
記事かと思うような現実離れした話だが、トランプに生涯最大の栄誉の1つ(の資格)をプレゼントしたのだから、トランプは安倍の好意を
絶対に忘れないだろう。
とはいえ、過去の成功に酔ってはならない。
トランプは恐ろしく気まぐれで予測不能で子供じみた人物だ。トランプの機嫌を損ねた瞬間、ゴミ箱行きになったかつての「お気に入り」
は枚挙にいとまがない。安倍が今後、対米外交で大きな成功を収めるために、筆者が(多少の冗談と皮肉を交えながら)トランプの扱い方
を伝授しよう。

<(1)国内政治>
安倍はトランプに会うたび、もろ手を挙げて
アメリカ国内での成功を称賛し続けなければならない。トランプの画期的な政策や実績、
特にアメリカ経済の好調ぶりと(保守派の最高裁判事指名など)司法の「改革」に焦点を当てるべきだ。あなたはアメリカの政治風景を
自分のイメージどおりに変革する大統領だと
強調するのも忘れずに。

<(2)選挙対策>
安倍は20年の大統領選でトランプのライバルになる政治家に繰り返し言及する必要がある。
彼らの弱点をあげつらい、トランプがやるように軽蔑的なニックネームを付けるのだ(本人
が選挙の遊説で使えそうなものが望ましい)。
ただし攻撃対象には、大統領選でまず勝ち目のない政治家を選ぶこと。トランプは口が堅い人間ではないので、内輪話が外に漏れれば
(かつその政治家が大統領になった場合)
将来の対米関係に悪影響が出かねない。

<(3)東京五輪>
華やかな舞台が大好きなトランプにとって、
世界最大のスポーツの祭典のホスト役になれないことは残念でならないはずだ。安倍は20年
のオリンピック東京大会の準備過程にトランプを巻き込み、何がしかのアドバイスを求めるといい。もし1つでもアイデアが実現すれば、
トランプは自分の功績を誇り、東京五輪に
貢献したと思い始めるかもしれない。

<(4)対中関係>
安倍と中国の習近平(シー・チーピン)国家主席の関係は改善に向かっている。中国は日本
にとって最大の貿易相手国であり、安倍は今後もトランプを称賛し続ける一方で、習との
緊密な関係も強化し続ければいい。不安に駆られたトランプは習を出し抜いて安倍に取り入ろうとして、日本に寛大な譲歩をする可能性が
高い。

<(5)対ロ関係>
ロシアのプーチン大統領はトランプの理想の人物だ。日ロ間には懸案の北方領土問題があるが、安倍とプーチンの良好な個人的関係はトランプから見た安倍に特別なオーラを与えている
可能性がある。安倍はプーチンに気に入られているとトランプが判断すれば、まちがいなく
「後光効果」が期待できるはずだ。


(๑˃̵ᴗ˂̵)