国民民主党に合流した自由党の小沢一郎代表(衆院岩手3区)は19日、盛岡市内で記者会見し、衆参同日選の可能性について「安倍政権は大義名分なき衆院解散を続けてきた。今回も理由なしにやる」との見方を示し「僕ちゃんが首相をずっとやりたいってこと」と安倍晋三首相を皮肉った。
 参院選岩手選挙区(改選数1)では共産、自由、社民3党が野党統一候補として元パラリンピック選手横沢高徳氏(47)を擁立し、国民が反発してきた。小沢氏は「県連も合体するので(以前から)国民の人たちも一緒に参加してほしい」と述べた。
 合併に反発して国民からの離党を表明した階猛衆院議員(岩手1区)に対しては「また一緒にやろうとなれば、それはそれでいい」と突き放した。
 小沢氏は会見に先立ち自由の県連総務会に出席。総務会では県連の解散と国民との合併が了承され、所属する県議7人全員が20日にも国民への入党手続きを行う。

河北新報
2019年05月20日 月曜日
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