>>27
まあそれは本当にそうだから、「令」の原典での使われ方とは別に、
「令和」を見て「上から命令されて、他人と角をつきあわせないように、迎合しろ同調しろ」
と言われているように感じるのはおかしくない。

しかし、左翼平和主義者こそ真の愛国者。
ここでそのプライドを発揮して、「和」の方の意味を突き詰めてみようではないか。

『学研漢和大辞典』藤堂明保編 学習研究社
で「和」の意味は
 @((名))やわらぎ まるくまとまった状態
 A((形・動・名)) いっしょに解け合ったさま。また、成分の異なるものをうまく配合する、また、その状態。
 B((動・名)) やわらぐ・なごむ かどだたず、まるくおさまる。和解。
などが挙げてある。C以下は重要でなさそうなので略す。

Aを見たまえ。「和」とは「成分の異なるものをうまく配合する」状態のことをも言うのだ。
「和」は「迎合しろ、同調しろ」ということではない。
「同して和せず」と言うことわざがある。『論語・子路』の「子曰く、君子は和して同ぜず、小人は同じて和せず」と言ったのに基づく故事成語だ。
「君子は、自分の信念や周囲と強調しても理想を曲げない」ということだ。
「和を命令する」は、迎合の押し付けではない。

隣国などと「違う」主張を持ったとしても低レベルなケンカはするな、それをうまく配合して平和を作れというようなことだと捉えられる。
さらにBには「和解」という意味も明記されている。
これは現在起きている問題について、「和解せよ」という願いが込められているととってもいいのではないか、中西進の。

「韓国とつまらねーケンカなんかしてんじゃねえよ。同じアジアの国どうし、主張が違っても和すことはできる」ということだ。


――以上、どうだ、この左翼のプライドは。
ネトウヨは、「令」の解字も調べず、「和」の解字も調べず、
たーだ「お国が決めたことなのに、疑問を感じるサヨクは、ハンニチダー、ハンニチダー」と言うだけ。
知能を使わない擦り切れたレコード。「和」の精神に反する。
私程度の学識しかない者でも、ちゃんと字典を引いて「令和」全体の意味を模索する情熱がある。「日本の元号」のためにさ。