塚田副大臣の「忖度」発言、野党が追及

 安倍総理と麻生副総理の地元を結ぶ道路の整備をめぐり塚田国土交通副大臣が「私が忖度した」などと発言した問題について、野党は国会で引き続き厳しく追及する方針です。

 立憲民主党の蓮舫副代表は、塚田副大臣の発言は「忖度ではなくて、利益誘導だ」として、安倍総理に罷免を求めました。

 「出処進退は基本的には自分で決めるものですが、今回の場合にはその域を超えています。安倍総理がなぜ罷免しないのかが分かりません」(立憲民主党・蓮舫副代表)

 蓮舫副代表はこのように述べ、安倍総理は塚田氏を罷免すべきだと述べました。

 塚田氏は1日、安倍総理の地元・山口県と麻生副総理の地元・福岡県を結ぶ道路整備をめぐり、自ら「忖度」し「国直轄の調査に引き上げた」などと発言しました。その後、「事実と異なる発言をした」などとして謝罪し、発言を撤回しましたが、野党側は塚田氏の辞任を求めています。

 午前11時半現在、参院の決算委員会は安倍総理も出席し、質疑が続いていますが、この後、野党側は塚田氏の責任や安倍総理の任命責任をただす構えです。

TBS NEWS
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