〜前略〜やはり「温かい風」は「首相の頭の中」にしか吹いていなかった。妄想の世界から抜け出して現実を見よ。〜後略〜(志位和夫・共産党委員長)

 これは志位さんが7日、Twitterにあげた言葉。〈増税は中止せよ!〉とつづく。

 首相は年頭に、「景気回復の温かい風が日本列島津々浦々に届き始める中」と述べた。

 けど現実は、〈国内景気 すでに後退局面の可能性 景気動向指数3か月連続悪化〉だった。そのことに対しての嫌味だな。

 このTwitterを読んで、安倍さんが米国のトランプ大統領やロシアのプーチン大統領と、自分は仲良しと信じきっているのも、中国や韓国や北朝鮮なんて簡単にいてこませると思ってるのも、

(だからですね)


 と理解した。温かい風が始終頭の中に吹いている男なんだから、しょうがあるまい。この国には、安倍さんのそうしたお人柄が好きという人もいるわけで。

しかし、それが性格じゃなく、病気だったらどうする?

 10日、漫画家の小林よしのり氏が開いたイベントに自民党の石破茂元幹事長が参加し、横畠内閣法制局長官が参院予算委員会で野党議員の質問姿勢を批判したことに触れ、こう述べたらしい(同日の産経新聞電子版から)。

「(安倍政権に関わる)みなが『おれたち偉い病』にかかっているのではないか」

「おれたち偉い病」とは? 「みなが」というからには感染するのか?

 病気の症状は、自分が絶対に正しいと思い込む、温かい風が頭の中に吹いているので自分にとって面白くない話を冷静に聞けない、ってとこかしら? あたしゃ医者じゃないので、きちんとした病名は分からない。が、性格は直らないけど、病気は治ると信じたい。

 もうゆっくりされたらどうか? あの方の身内こそ、一日も早く、あの方の病を気遣ってやって、と思う。切に! 平に! 

日刊ゲンダイ
19/03/15 06:00
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/249465/