自民党は11日、大阪府知事・大阪市長のダブル選(4月7日投開票)で知事選に擁立する候補を決めた。松井一郎知事(大阪維新の会代表)や橋下徹・前知事(維新前代表)の下で府政運営の中核を担ってきた元副知事の小西禎一氏(64)。「元側近」との対決構図をつくり、維新の行政運営の批判を強めたい考えだ。

 小西氏は11日午前、自民側からの要請を受け入れ、知事選への立候補が決まった。

 小西氏は、橋下、松井両氏の府政で総務部長や副知事など要職を歴任。維新が提案した職員基本条例案を「違法」と指摘したり、大幅カットされた職員給与を引き上げるべきだと議会で答弁したりするなど、松井氏らに苦言を呈する場面もあった。2015年、「一身上の都合」という理由で任期途中で辞職した。

 自民は選挙戦まで時間がないた…

朝日新聞
2019年3月11日13時49分
https://www.asahi.com/articles/ASM3C4396M3CPTIL00X.html