昨年12月の韓国海軍艦艇による海上自衛隊P1哨戒機への火器管制レーダー照射問題で、P1が所属する第3航空隊の司令、藤沢豊1等海佐が25日、厚木基地で報道陣の取材に応じ、照射の事実関係について「間違いない」と強調した。低高度で威嚇したとする韓国側主張も否定し「これまで通り、やるべき警戒監視をする方針に何ら変更はない」と話した。

 藤沢氏は、P1乗員が当時、必要な情報を全て収集したと説明。「あらゆる事態で任務を達成しなければいけないが、完遂し、冷静に対応してくれた」と述べた。レーダー照射に関し「想定しているとはいえ、そうある話ではない」と指摘、部隊で一連の事実関係を共有したという。

 韓国側は今年1月、日本の哨戒機が今年に入って3回、韓国軍艦艇に低高度で接近したと発表するなどして反発を強めているが哨戒活動でも「動じることなく淡々とやる」と強調した。

産経新聞
https://www.sankei.com/world/news/190225/wor1902250023-n1.html