厚生労働省の統計不正問題をめぐって、参議院予算委員会の理事会で、野党側は、更迭された幹部職員らの参考人招致を重ねて求めましたが、与党側は応じず、引き続き協議することになりました。

国会では、6日から参議院予算委員会で、安倍総理大臣とすべての閣僚が出席して、防災対策の費用などを盛り込んだ今年度の第2次補正予算案の審議が始まりました。

これに先立って開かれた理事会で、野党側は厚生労働省の統計不正問題をめぐって先週、更迭された統計担当の大西康之前政策統括官らを参考人として招致するよう重ねて求めました。

これに対し与党側は、後任の政策統括官が答弁するのが望ましいなどとして応じず、引き続き協議することになりました。

与党側は7日の質疑のあと、委員会で補正予算案の採決を行い、参議院本会議でも可決して、成立させたい考えです。

NHKニュース
2019年2月6日 9時54分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190206/k10011805371000.html