厚生労働省の不正統計問題をめぐり、根本厚労大臣は5日、「去年の実質賃金の伸び率が、実際にはマイナスになるのではないか」という野党の試算を初めて認めた。ただ、安倍総理は、国内の労働者の所得を合計した『総雇用者所得』では「アベノミクスの成果で賃金全体が着実に伸びている」としている。野党は、統計不正の背景にアベノミクスがあるのではないかと指摘した。2015年の経済財政諮問会議で、麻生財務大臣が毎月勤労統計の調査方法改善を求める発言をしていたことを挙げ、「これをきっかけに調査方法が見直され、去年の名目賃金が高い伸び率になったのではないか」と追及した。麻生大臣は「圧力をかけたら数字が上がるものなのか」と否定した。安倍総理も「統計をいじってアベノミクスを良くするなんてできるはずがない」と否定している。

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テレ朝news
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