財政制度等審議会(財務相の諮問機関)は4日開いた分科会の会合で、財政に関する意見を国民から初めて募集することを決めた。財政審は昨秋の建議で、平成時代の財政について、相次ぐ国債の増発により「厳しい財政状況を後世に押し付けた」と総括。財政健全化を着実に進めるため、意見募集を通じて国民に危機感を共有してもらう狙いがある。

 意見の応募期間は4日から4月5日まで。1000字以内で受け付ける。財政審の議論で参考とするほか、今後策定する建議などに反映させることも検討する。

時事通信社
2019年02月04日19時12分
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