【モスクワ共同】パノフ元駐日ロシア大使は、安倍晋三首相がプーチン大統領に対し、北方領土問題を1956年の日ソ共同宣言に基づき歯舞群島、色丹島の引き渡しだけで解決する方針を伝え、日ロ両政府が2島での最終決着に向けた交渉に入ったとの見解を示した。26日までに共同通信と会見した。

 パノフ氏によると、プーチン氏は2000年に「56年宣言の履行は義務」と表明、2島決着を提案した。日本側は4島返還に固執して拒否。昨年11月、日本が2島決着を受け入れ、平和条約交渉が動きだした。パノフ氏は日本が4島のロシア主権を認める必要性を強調。拒否すれば交渉は決裂すると予測した。

共同通信
2019/1/26 18:06
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