2020/03/08
安倍政権が「世界最高水準」と豪語するカジノ管理委の穴…元検事総長や元警視総監らで構成
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//biz-journal.jp/2020/03/post_144840.html
「巨悪を眠らせるな!」と言ったミスター検察・伊藤榮樹検事総長は「検察は警察に勝てない」とも言った

 もし、検察が「公務員の職権濫用」を問うて警察を追い込めば、おそらく刺し違える前に検察庁は深手を負う。
 1980年代半ばに検察庁トップに就任し、以降「ミスター検察」との異名を取った伊藤栄樹検事総長(当時)は「巨悪を眠らせるな!」
と検察官たちの士気を鼓舞した。“巨悪”とは、いわば「大規模で奥深い犯罪構造の最深部から、意のままに力を行使する存在」として
イメージされるものだ。
 しかし、同氏は自らの検察人生を回想した著書『秋霜烈日』(朝日新聞社)で、
「検察は警察に勝てない。勝てたとしても双方に大きなしこりが残る」「警察が捜査で職権濫用せざるを得ないようなら、
それを可能にするための法律をつくったらよい」(以上、筆者要約)とも言っている。