参院選争点巡り石破茂氏が発言
改憲「優先順位高くない」

 自民党の石破茂元幹事長は1日、憲法改正を夏の参院選で争点化するかどうかについて「条文を付け足すだけで中身が変わらないのなら、優先順位が高いとはいえない」と明言した。鳥取市で記者団の質問に答えた。

 自民党は、戦力不保持を規定する9条2項を維持したまま自衛隊を明記する安倍晋三首相案を党の案として取りまとめている。石破氏は2項を削除しなければ自衛隊を巡る違憲論争が決着しないと主張し、昨年秋の党総裁選でも論点になった。

 石破氏は記者団に「憲法は国民的な議論に至っていない」とも指摘し、首相自身が改憲の考え方について十分説明する必要があると強調した。

共同通信
2019/1/1 16:54
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