韓国軍のレーダー照射 当時の映像公開 防衛省

自衛隊の哨戒機が韓国軍の艦艇から射撃管制用レーダーの照射を受けた問題で、防衛省は当時、自衛隊が撮影した映像を公開しました。

映像は警戒監視のため外の様子を撮影したもので、機内の様子は映っていませんが、隊員たちがレーダーの照射を受けたと報告する音声などが収録されています。

防衛省はこれまでの日本側の説明の客観性を裏付けるものだとしています。
こうした映像は韓国側にもすでに示しているということで、防衛省は今後も韓国側と協議を進めていくことにしています。

韓国国防省「客観的な証拠とはいえない」

韓国国防省の報道官は、防衛省が当時の映像を公開したことに遺憾の意を示しました。

そのうえで、「単に哨戒機が旋回する場面と乗員たちの会話の場面があるだけで、追跡レーダーを調査したという客観的な証拠だとはいえない」というコメントを発表し、改めて自衛隊の哨戒機を狙ってレーダーを照射したことはないと主張しました。

NHKニュース
2018年12月28日 17時35分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181228/k10011762651000.html
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181228/K10011762651_1812281710_1812281712_01_02.jpg