日本の安全保障の方向性を決める防衛大綱と中期防で、安倍政権が「いずも」型護衛艦を改修し、戦闘機を運用する方針を打ち出した。将来の「空母」保有を事実上宣言したものであり、運用によっては憲法で認められていない「攻撃型空母」になる可能性がある。

「いずも」型護衛艦について、英国際戦略研究所(IISS)の年次報告書「ミリタリーバランス」は、「空母」と表記している。いずもは設計段階から戦闘機を載せる改修を想定しており、将来的な「空母化」は、念頭に置いたものだった。

 政府は憲法上の制約から、専守…

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朝日新聞
2018年12月18日13時54分
https://www.asahi.com/articles/ASLDK61R1LDKUTFK011.html