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http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&;c=400&m=341416 (18/12/06)
■ロッキード事件の真相  その1

<対潜哨戒機P3C国産化阻止に21億円を児玉誉士夫へ>
先ごろ、政界の事情通の一人に拙著「平成の妖怪 大勲位・中曽根康弘」(健友館)
を贈呈したところ、彼はロッキード事件の下りに注目した。

というのは、彼は日米の軍用機事情に明るいため、事件の核心は角栄事件ではなく、
児玉―中曽根事件である、と断定した。
当時の防衛族代表格の中曽根は、日本の軍需産業と連携して、
ロ社の対潜哨戒機P3Cの国産化を推進・固めていたのだ。

これを阻止するためにロ社は、21億円を児玉に流したものだ。

<大半が中曽根康弘に流れた?>
ところが、東京地検特捜部は意図的に的を外した。5億円事件に矮小化して決着をつけた。
なぜ児玉ルートを外して、中曽根を助けて、丸紅の5億円に特化したのか。
日中国交を断行した田中潰しという解説も多い。

あるいは、ソ連のシベリア開発に手を出そうとしたからだ、といったワシントンの
台湾ロビーや石油ロビーの仕業とする憶測を呼んだものである。

問題の21億円を、政界事情通は「児玉ルートの大半は中曽根に流れた」と
決めつけたが、筆者も同じ認識である。
真相を当人である中曽根と盟友のナベツネが知っていることになろう。