菅義偉官房長官は3日午前の記者会見で、東シナ海の日中中間線付近で中国が資源開発に向けた試掘とみられる活動を行っていることを確認したとして、外交ルートを通じて中国に抗議したことを明らかにした。菅長官は「中国側が一方的な開発に向けた行為を継続していることは極めて遺憾だ」と述べた。

 日中両政府は2008年、ガス田の共同開発で合意したが、その後開発に向けた条約締結交渉は中断し、中国が一方的に開発を続けている。菅氏は「合意に基づく交渉を早期に再開し、合意を実現できるよう強く求めていきたい」と強調した。

時事通信社
2018年12月03日12時42分
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