(社説)大阪万博 懸念に向き合ってこそ


誘致合戦に勝った。関係者はお祝いムードにあふれる。だが課題は多く、懸念も根強い。
 心配なのは、博覧会の理念や構想の具体像がはっきりしない一方で、開催に伴う経済波及効果を
強調する声が前面に出ていることだ。

 2度目の大阪万博の標語は「いのち輝く未来社会のデザイン」。
そう説明されるが、中身はぼやけたままだ。

 万博誘致は14年、大阪維新の会の橋下徹・大阪市長(当時)や松井一郎・大阪府知事が、
地元経済活性化への起爆剤として打ち上げたのが発端だった。
安倍政権が、20年の東京五輪後の景気維持策にもなると見て構想に乗り、昨年4月に閣議了解した。
愛知万博は地元合意から閣議了解まで7年をかけており、あまりに対照的だ。

 「経済」が先行する万博と一体で位置づけられているのが、カジノを含む統合型リゾート(IR)である。
カジノにはギャンブル依存症の患者を増やす恐れがつきまとう。「命」や「健康」をテーマに掲げる万博と
矛盾しないのか。そんな指摘も出ている。

 さまざまな疑問や懸念にしっかりと向き合い、説明を尽くし、納得できる回答を示す。
大阪府と市には、政府とともにその責任が問われる。

https://www.asahi.com/articles/DA3S13784027.html


参考
【アホの朝日新聞】 大阪万博はクソ もっと議論しろ説明を尽くせ嫌がる人に配慮しろ
https://hayabusa9.5ch.net/test/read.cgi/news/1543116227/l50