国会答弁や記者会見で言い間違いが相次ぐ桜田義孝五輪相がメガネを新調した。これまでの黒縁から、縁なしになった。視察先の福島県で24日、記者団に明かし、「遠近両用で見え方がいい。前のメガネは国会答弁で脇の方(四隅)が見えにくかった」と述べた。

 桜田氏によると、先週、国会日程の合間を縫って同僚の国会議員に紹介された東京都内の眼鏡店で購入。ドイツでマイスター認証を獲得した職人が製作したメガネだと説明し、「昨日から本格的に使っているが、今まででかけ心地が一番良い」と満足げだった。

 言い間違いが続く桜田氏に対し、与野党から閣僚としての資質を疑問視する声が広がっている。桜田氏は22日の衆院内閣委員会で「答弁書を間違いのないように読むことが最大の仕事」とも語っていた。

 桜田氏はこの日、東京五輪・パラリンピックでの被災地産食材の活用拡大に向けて、福島市の果樹園を視察。旬のリンゴを使ったパフェなどをほおばった。(大久保貴裕)

朝日新聞
2018年11月24日17時39分
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