■外国人、5年で最大34万人=安倍首相「上限として運用」−入管法案が審議入り

 外国人労働者の受け入れを広げる出入国管理法改正案に関し、政府は受け入れ見込み人数について、2019年度に最大4万7000人、5年間で最大34万人との試算をまとめた。同改正案は13日の衆院本会議で審議入りし、安倍晋三首相は業種別の人数を近日中に公表すると説明。「(受け入れの)上限として運用する」との方針を示した。自民党の田所嘉徳氏への答弁。

 政府・与党は、深刻な人手不足を解消するため、来年4月からの新制度開始を目指し、今国会成立に全力を挙げる。

 野党は徹底審議を求めており、立憲民主党の山尾志桜里法務部会長は、首相が新制度を「移民政策ではない」と繰り返していることについて「なぜそこまで移民政策であることを必死に否定したいのか」と指摘し、移民の定義を問うた。受け入れ見込み数や賃金水準についても追及した。

時事通信社
2018年11月13日15時12分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018111300137&;g=pol